評価テーマ
「AcidityとBody」
AcidityのbrightとBodyのtextureを最大限に引き出し、
バランスのよいカップを評価します。
◇評価方法の変更点
基本的にSCAカッピング方式に準じます
・グラインダー / EK43S
・水 / crystalgeyser
・カッピンググラス / Duralex 220ml
ジャッジへのQ&A
Q1:カッピング時のEKのメッシュ、カッピングの予定日時を教えてください。
A1:EKのカッピングメッシュはSCAプロトコルに従い、ふるいで調整します。
カッピング予定日は8/13を予定しています。
※変更されました
Q2:「バランスのよいカップ」について具体的にどのようなバランスを求めていますか?AcidityとBodyのどちらを重視すべきですか?それとも両方を同等に評価しますか?
A2:どちらかではなく、同等に評価します。
まず、Flavor、Aftertaste、Acidity、Bodyそれぞれの構成要素をしっかりと揃っており、お互いに対比し、補い合う状態が、バランスが良い状態であると考えています。
そのため、パナマコーヒーのテロワールをより輝かせるために、AcidityとBodyそれぞれに改善させる焙煎アプローチが必要がというのが今回の課題だと考えています。
Q3:「AcidityとBody」について具体的にどのような特性を求めていますか?例えば、Acidityのbrightとはどのような酸味を指していますか?また、Bodyのtextureとはどのような口当たりや感触を指していますか?
A3: Acidityに関しては、熟したフレッシュフルーツの明るい酸を感じ、生き生きとしていることをBrightな酸質だと考えています。そして、酸味にしっかりと甘さがサポートされていることが高評価になります。しかしそれは必ずしも酸の強さではありません。
BodyのTextureに関しても質を評価します。口当たりは、Weight(例えばライトボディ、フルボディ)やTexture(スムースやラウンド)の質の表現は任意で構いませんが、液体に適度な粘性が感じられ、ラフさやドライなどの阻害要素がなくクリーンカップであり、食感から甘いイメージ(例えばシロップなど)を連想させるものは高評価につながります。ただし強すぎるBodyはバランスを崩す要因になり評価が下がります。
7/26追記・補足説明
Q2,Q3の回答に関して補足説明がございます。
バランス、AcidityとBodyの考えはあくまでジャッジからの1つの考えになりますので、焙煎計画の際に、一意見として参考にしていただければ幸いですが、必ずしもその通りに考える必要もありません。
今回の課題豆の「AcidityとBody」はまだまだ様々な可能性があります。上記内容に寄らず、良いと感じた部分は、積極的にポジティブに評価します。
なぜなら、ジャッジが想像するカップクオリティを超え、パナマコーヒーの新しい可能性を感じたり、テロワールに驚きや興奮するものがあると信じているからです。
パナマのコーヒーの多様性を楽しんで頂きたいですし、「評価テーマ」を熟考し、ご自身が思うがままに焙煎していただけたら幸いです。もし評価時にジャッジに伝えたいことや、評価してほしい部分がありましたら、カップ評価の参考としますので、アピールポイントシートに自由に記載をお願いいたします。