バリスタとの出会い




とっても「バリスタ」っぽい人。。

私の勝手な固定イメージによる、見た目の話です。

コーヒーイベント「エクストリームコーヒー」のトークショーに登壇した、バリスタの方です。

ビシッとスーツを着こなし、都会的な出で立ち。

日本で有数の、国際的な資格を持つ、バリスタの一人ですから。

エチオピアに渡り、自らオリジンブランドを立ち上げた、若きコーヒーバイヤーとのトークコーナー。


このイベントの目玉です。

アフリカの「奥地」に乗り込み、現地のコーヒー生産に携わる若者と、日本のコーヒー・カルチャーを牽引するエキスパート。

役割りは違えども、同じコーヒー豆でつながる二人。

さまざまな地域と気候、人々の生活と文化。

これほどまでに多様で、広い世界を結び、人々と関わる、コーヒーの世界。

一本の木から、一杯のカップに注がれるまで、数え切れない人の手によるリレーの中に、時として、奇跡のような出会いや、ストーリーがある。


収穫をする人、いわゆる生産者、バイヤー、そしてバリスタ、それを飲む私達まで。


いままで漠然とカテゴライズしていた、コーヒーにかかわる人たちの一端が、このイベントで、はじめて「リアリティ」として、私自身に迫ってきました。

その後、偶然にもその当事者の方々と直接会う機会に恵まれ、私自身も、その「リアリティ」に足を踏み入れていくことになります。


ぜんぜん別の人。。


翌日、元WARのメンバー、TEX仲村のライブに出かけました。


昨日のイベントに出ていた、バリスタの方が来ているから、ぜひ紹介したい、と、終演後、主催メンバーの I さんが、彼と会わせてくれました。



あれ、 ほんとうにこの人?


あるいは着ていた服のせいかもしれません。


昨夜とは全くと言っていいほど、印象の違う、優しい表情と目をした、とても気さくな方でした。


(きっと、相当なおしゃれのセンスをお持ちなのだと思います)


地元で、自然の美しい「山奥」で、カフェを営んでおられるとのこと。


私はまだそのカフェに行ったことがなかったのですが、地元の人たちの評判はよく聞いていました。


ただし、行くのがちょっと大変、だそう。


国際的なバリスタ資格を持つほどの、その道のプロフェッショナルと話をするのは、もちろん、はじめてのことです。


キューバとパナマに行って、とくにパナマでコーヒーのおいしさに感動した。


そんな、観光レベルの私の話に、とても興味深く耳を傾けてくれました。


思い出すと、短い時間でしたが、その時、お互いに、たくさんの話をしました。


私が、そもそもなぜ中米に行ったか、なぜいまここにいるのか、どのような道のりだったのか。


ダイジェストですが、ほとんどのことを話していたと思います。


彼も同様に、なぜいまのカフェをやることに至ったか、なぜここの土地を手にし、住むようになったか、など、多くの話をしてくれました。



そして、コーヒーのこと。


ゲイシャコーヒーについてや、そもそもスペシャルティコーヒーとは何か、セカンドを経て、いまサードウェーブに至った経緯や、その先にあるもの、について。


ひと言一言、ゆっくりと、やさしく、丁寧な語り口。


飾りのない説得力があります。


一つひとつの話はすべて、いま、自身のコーヒーとのかかわり、はたまた、生活のスタイル、つまり、生き方とつながっているように思えました。

そう、生き方。


市場で決められる価値ではなく、その人の生き方、生きてきたストーリーと、切り離すことのできないもの。


それは、その人にとって、嘘のつきようのない、絶対的な価値、といえるかもしれません。


数か月後、私はパナマの高地に赴き、生のコーヒーチェリーをかじり、農園主たちと会い、このテーマをさらに学んでいくことになります。


それにしても、あのイベントの、イケてるバリスタの人は、いったい誰だったのだろう。。


いまだに、私の中で、腑に落ちていない場面です。


翌日、「山奥」のカフェを訪ねてみることにしました。







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